サムスン証券は2025年1月9日、HYBEに関する分析を発表し「今年はBTSの完全体としての活動再開や、他のアーティストの活躍拡大により業績が成長する」と評価しました。
投資判断は「買い」、目標株価は25万5,000ウォンを維持しています。
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BTS、今年下半期に完全体での活動再開へ
サムスン証券のチェ・ミンハ研究員によれば、BTSの全メンバーが今年6月に軍務を終え、下半期からアルバム発売をはじめとする完全体での活動を再開する見込みです。
また、今年上半期にはすでに除隊を果たしているジンさんとホビさんが多方面で活動を広げ、完全体活動への準備段階となると予想されています。
SEVENTEENや新グループの活動も期待
さらに、SEVENTEENはユニット活動と完全体活動を並行し、ツアー規模を拡大すると予測されています。
また、HYBE傘下のBigHit Musicレーベルでは新人ボーイズグループ、日本レーベルのボーイズグループ、さらに下半期にはラテンアメリカで現地化アーティストのデビューを予定しており、国内外のレーベルを通じたアーティストラインアップの拡大が続く見通しです。
第4四半期の業績は市場予想を下回る見込み
一方で、HYBEの第4四半期の業績は市場の予想を下回る見通しです。
サムスン証券は、第4四半期のHYBEの売上を前年同期比6.9%増の6,506億ウォン、営業利益を14.4%減の763億ウォンと推定しています。
営業利益は市場予想の899億ウォンを下回る水準です。
チェ研究員は、「昨年から四半期ごとの業績に応じてインセンティブを反映させたため、アーティスト活動が活発だった分、分配された費用も増加した」と説明しています。
HYBEはBTSをはじめとする主要アーティストの活動再開や、新たなアーティストのデビューを通じて成長を目指す一方で、費用構造の影響をどう乗り越えるかが注目されます。