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『花様年華(かようねんか)』を完全に理解するためのガイド

BTS花様年華かようねんかストーリーまとめ

初期のBTSを知る上で重要だと言われているのが、『花様年華(かようねんか)』と呼ばれる連続した物語のシリーズです。

でも、話が複雑で曖昧だったり、時系列がバラバラだったりで、はっきり言ってすごく分かりにくいですよね。

特に言葉の壁がある日本人だと、よほど熱心に見ていかないと『花様年華(かようねんか)』が一体何なのか理解するのに時間がかかるかも知れません。

ただ、2022年6月10日にリリースしたBTSの新曲「Yet To Come」が『花様年華』のストーリーに関連しており、MVには『花様年華』の世界観がちらほら。

そうくるなら、ストーリーはきちんと知っておかなくてはいけない。。

ということで、こちらの記事ではBTSの『花様年華(かようねんか)』ストーリーについて、サクッとすぐ分かるようにまとめました

ややこしい説明や考察はありません。

とりあえず花様年華を理解しておきたい」という人のために、『花様年華(かようねんか)』のストーリーを分かりやすく解説した記事になっています。

BTSの『花様年華(かようねんか)』とは?一体なんなの?

BTSかようねんか

『花様年華(かようねんか)』とは2015年4月29日のBTSミニアルバム発売から始まった、ストーリー仕立てのシリーズです。

BIGHIT創業者のパン・シヒョク氏がシリーズの総合的なプロデュースを担当しており、BTSメンバーがストーリー内に実名で登場

メンバー1人ずつにバックグラウンドが設定されていて、その上で7人のストーリーが展開していきます。

『花様年華(かようねんか)』シリーズはMVを主体として進行する物語であり、その全体の世界観は「Universe Story(ユニバース ストーリー)」と名づけられ、海外では「BU(BTS Universe)」とも呼ばれています

『花様年華(かようねんか)』は『HYYH』とも表記される

花様年華は英語圏では『HYYH』と表記されます。

「花様年華」を韓国語にすると「화양연화」となり、発音が「hwayangnyonhwa」となるため、『HYYH』と略されています。

『花様年華(かようねんか)』のストーリー時系列

BTS花様年華を解説

BTSの世界観を表現する『花様年華(かようねんか)』シリーズは最初にアルバムがリリースされ、関連するMVを公開、その後にマンガや小説が発売されました。

この流れを時系列にまとめると、以下のようになります。

  1. ミニアルバム『花様年華』韓国版リリース(2015年4月29日)
  2. 『I NEED U』MV公開(2015年5月11日)
  3. 『花様年華 onstage:prologue』公開(2015年10月2日)
  4. 『RUN』MV公開(2015年11月29日)
  5. 『EPILOGUE : Young Forever』公開(2016年4月20日)
  6. 『WINGS Short Film』公開(2016年9月)
  7. 『LOVE YOURSELF Highlight Reel ‘起承轉結’』公開(2017年8月19日)
  8. 『Euphoria : Theme of LOVE YOURSELF 起 Wonder』公開(2018年4月6日)
  9. マンガ『花様年華Pt. 0<SAVE ME>』リリース(2019年1月17日)
  10. 小説『花様年華 The Notes 1』リリース(2019年3月5日)
  11. 『BTS Universe Story 花樣年華 ‘MAP OF THE SOUL’』公開(2020年9月16日)
  12. 『Yet To Come』リリース・MV公開(2022年6月10日)

『花様年華(かようねんか)』関連コンテンツは、このような順番で公開されていきました。

小説『花様年華 The Notes 』1.2は、BTSの下記のアルバムに特典としてついていたものをまとめて書籍化しています。

  • LOVE YOURSELF 承 ‘Her’(2017年9月18日)
  • LOVE YOURSELF 轉 ‘Tear’(2018年5月18日)
  • LOVE YOURSELF 結 ‘Answer’(2018年8月24日)
  • MAP OF THE SOUL : PERSONA(2019年4月12日)
  • MAP OF THE SOUL : 7(2020年2月21日)

それぞれのコンテンツ内容については、このあと↓に詳しく解説しています。

『花様年華(かようねんか)』にはMVと小説とマンガがある

BTS花様年華MV

『花様年華(かようねんか)』は、まずMVで全体のストーリーが示唆されていますが、これだけ見てもなんとなくにしか意味は分かりません。

そこで上記で時系列を紹介したように、後追いで小説やマンガ、WEBTOONがリリースされているのです。

ですから『花様年華(かようねんか)』のストーリー性にそこまで思い入れがなければMVを普通に楽しむだけで良いですし、実際はそういう人が大多数だと思います。

『花様年華(かようねんか)』の小説はもう手に入らない

小説『BTS Universe Story : 花様年華 THE NOTES(日本語版)』は、すでに発売終了していて手に入りません。

メルカリでは恐ろしい値段で転売されていますが、買わない方が良いと思います😢

今後、もしも新曲が花様年華シリーズだった場合は、『花様年華 THE NOTES(日本語版)』が再販されるか、新たな小説が発売されることになると思います。

韓国版の『花樣年華 THE NOTES』はまだ販売されているようです。

また、フォトブック付きのミニアルバム『花様年華(かようねんか)』は今でも手に入ります。

マンガの方は、今でもLINEマンガで『花様年華 Pt.0<SAVE ME>』が公開中です。

ストーリーの理解を深めたい人は、ミニアルバムで世界観を理解した上で、MVを見ながらLINEマンガでも『花様年華』を読んでみることをおすすめします。

『花様年華(かようねんか)』のあらすじについては、このあとしっかり解説します。

『花様年華(かようねんか)』あらすじ、ストーリーまとめ

海に行ったBTS

ここからは『花様年華(かようねんか)』のストーリーをまとめて書いていきますが、ネタバレを避けたい人は読まないようにしてくださいね。

ストーリーが小説、マンガ、MVで微妙にずれがあるため、大筋が理解できるようにざっくりと説明していきます。

複雑なストーリーですが、下記の11個のポイントをおさえれば簡単に理解できるのでご安心ください。

ちなみにこのストーリーは小説やマンガのみに書かれていることも多く、MVには出てこないエピソードはたくさんあります。

1.7人の出会いは高校

『花様年華(かようねんか)』の中で、BTS7人は同じ高校に通っていたという設定です。

具体的な出会い方は長くなるので省きますが、色々と事情を抱えたメンバー達は、みんな高校で出会うのです。

2.全員家庭に問題がある

7人全員が、家庭に問題を抱えています

幼少期の体験がトラウマになっていたり、家の中では安心して過ごせなかったり、みんな大変です。

  • 議員の息子であるソクジンは大人達に振り回されて生きている
  • ナムジュンは貧困家庭で育ち何もかもに疲れている
  • ユンギは母親を火事で亡くしたことがトラウマに
  • ホソクは7歳で母親に遊園地に置き去りにされトラウマに
  • ジミンは小学校の遠足で迷子になった経験がトラウマに
  • テヒョンは父親の暴力がトラウマに
  • ジョングクはネグレクトの虐待を受けてトラウマに

3.みんな7人でいる時が一番楽しい

家庭に問題があるので、高校で出会った気の合う7人で一緒にいる時間が一番幸せです。

やんちゃで叱られることもある7人ですが、まるで家族のようなコミュニティを形成しています。

4.アジトが安心の場所

7人は高校の空き教室をアジトにして過ごしています。

家庭に居場所がない7人にとって、アジトは安心できる唯一の居場所でもあります。

5.ソクジンがアジトを校長にばらす

ある日、ソクジンが校長に責められてアジトの場所をばらしてしまいます

そして先生がアジトに乗り込み、学校をさぼってそこにいたユンギとジョングクに暴力をふるいます。

ジョングクをかばって先生に刃向かったユンギは退学に…。

ソクジンは、自分がアジトをバラしてしまったことをずっと後悔し続けます。

6.7人はバラバラになった

アジトが先生にバレた事件をきっかけに7人はバラバラになります。

そして少しずつ歯車が狂ってしまいます。

7.ソクジンがアメリカから戻ると全員が不幸になっていた

大人になり留学先から帰国したソクジンは、6人が全員不幸になっていることを知ります。

6人中3人は自死、1人は父親殺し、1人は薬中毒、1人は暴行事件で拘置所の中というめちゃくちゃな設定…😭

フィクションに実名を使って自死させる設定がどうにも私には理解できないので、ここでは深く触れません。

とにかく全員が不幸になっていたと、理解してもらえれば良いです。

8.過去を変えたいと強く願うソクジン

かつて幸せな時間を一緒に過ごしたユンギ、ナムジュン、ホソク、ジミン、テヒョン、ジョングクの6人が不幸な結末を迎えていることを知ったソクジンは、なんとかして過去を変えたいと強く願います。

なぜなら、自分がアジトをバラしたあの事件で、6人の運命が変わってしまったのではないかという後悔が胸に残っているからです。

その強い想いが通じたのか、ソクジンはタイムリープの能力を手に入れるのです。

9.ソクジンが6人を救い出す

百合に似た架空の花「スメラルド」を燃やすことでタイムリープが可能になったソクジン。

まずナムジュンとジョングクを救い、そこから全員を救い出します

10.いったん不幸を乗り越えたが…

ソクジンのタイムリープの能力により一旦は不幸を乗り越えましたが、その後みんなで海に行き波乱の展開に。

実はソクジンがアジトを校長にバラしたと、ナムジュンとテヒョンは知っていました。

でも、ナムジュンの考えで2人は今まで黙っていたのです。

しかし海でナムジュンと仲違いしたテヒョンは、今までナムジュンに言われて黙っていたソクジンの秘密を話してしまいます

ソクジンに殴られるテヒョン(なんで…😂)

テヒョンはそのまま去ってしまい、他のメンバーも帰ります。

そしてその夜、1人になったジョングクが交通事故に遭ってしまうのです。

11.混沌としていくストーリー

海の日の出来事、ジョングクの事故をきっかけにして、また7人の心は離れてしまいます

それぞれ女性との交際や別れなどもあり、それなりの成長をする中、ソクジンは呼び出した恋人が交通事故に遭うのを目撃します。

彼女を轢いたのは、ソクジンが彼女に渡すためにスメラルダを購入した花屋のトラックでした。

ソクジンはまたタイムリープをして彼女を救いますが、何度繰り返しても起こる悲劇に心は疲れてしまうのでした。

ここからのストーリーはかなり複雑で混沌としているので、ここには記載しません。

『花様年華(かようねんか)』あらすじのポイントとしては、みんなが不幸な宿命を背負っている中、ソクジンのタイムリープによって救われていく、ということです。

気になる方は、先ほど紹介した小説を購入して読んでみてくださいね。

『花様年華(かようねんか)』MVの順番と内容

あらすじをざっと紹介しましたが、このストーリーの元になっているのは花様年華シリーズのMVやコンセプト映像です。

ここからは『花様年華(かようねんか)』を理解するためのMVについて、順番と内容を紹介します。

I NEED U

『花様年華(かようねんか)』の始まりである、2015年5月11日に公開された『I NEED U』のMVです。

4:27〜から暴力的な演出がありますので、血が苦手な人はご注意ください。

このMVでは高校時代など一切出てこず、大人になった7人の姿があります。

自死、殺人、事故など、不幸な運命をたどるメンバーと、それに心を痛め胸にスメラルドの花を宿すソクジンが描かれています。

スメラルドの花

花様年華 onstage:prologue

2015年10月2日に公開された、花様年華のプロローグ映像です。

冒頭注意です。*血に弱い人は1:17まで飛ばしてから視聴してください。

この動画は罪を犯してしまったテヒョンが狼狽えて電話をかける場面からはじまり、そのあとは(おそらく)まだ仲が良かった頃の7人の回想シーンになっています。

つまり、この動画では高校生時代の過去の7人がメインになっていると考えられます。

古い学校のプールのような場所で遊ぶ7人、みんなにカメラを向けるソクジン。

ここで示唆されているのは、ユンギとジョングク、ナムジュンとテヒョン、ホソクとジミンの親しい関係性です。

『花様年華(かようねんか)』の中では、この3組のペアにソクジンという7人の輪ができています。

仲良しの7人は車で海に向い、展望台から服を着たままテヒョンが海に飛び込むシーンで終わります。

海に飛び込むテヒョン

RUN

『RUN』MVは2015年11月29日に公開されました。

MVの冒頭、テヒョンが溺れているような場面から始まるので『花様年華 onstage:prologue』の続きだと考えられていますが、よく見ると服装が違います。

溺れているテヒョンの場面は「苦しい状況にもがいている」という意味の比喩表現ではないかと私は感じました。

そしてこのRUNのMVの中で7人は、プロローグの頃に比べてすごくやんちゃになっています。荒れた反抗期、不良グループみたいな感じです。

高校生の頃を描いた『花様年華 onstage:prologue』から時間が進んで、それぞれ大人になる階段をのぼっている最中だと思われます。

MVの中でまた意味深な場面はたくさんあるのですが、ここはざっくりと「7人がやんちゃになっていった」とだけ覚えればOKです。

そして『RUN』の曲が終わるとエンドロールが流れ、最後に「花樣年華 2015.04.29 ~ FOREVER」という文字が表示されます。

「青春をテーマにした花様年華は、永遠に終わりなく続くストーリーである」

そんな意味合いの言葉を残して、シリーズは区切られたのだと考えられます。

EPILOGUE : Young Forever

2016年4月20日に公開された『EPILOGUE : Young Forever』のMVは、これまでの花様年華のストーリーを反芻する形になっています。

僕は永遠に走り続ける、いつまでも少年でいたい

青春の只中で葛藤する7人の映像と切ない歌詞が溶け合って、独特の世界観が表現されています。

I NEED U (Japanese Ver.)

2015年12月2日に公開された『I NEED U』の日本語版MVでも、花様年華の世界観が表現されています。

ここで強調されているのは百合の花

百合の花を燃やすジョングク。

百合を燃やすジョングク

百合の花で溢れたベッドの上で不安げな表情をするソクジン。

ソクジン

RUN(Japanese Ver.)

2016年3月11日に公開された『RUN』日本語版MVには、水槽で溺れるジミンの姿が。

水槽の中のジミン

このシーンが直接「花様年華」につながるわけではありませんが、浴室で命を絶とうとするストーリーを示唆しているという見方もできます。

WINGS Short Film

2016年9月に公開された「WINGS Short Film」は花様年華を引き継ぐ形で、7人それぞれのストーリーが7つ作られています。

LOVE YOURSELF Highlight Reel ‘起承轉結’

2017年8月19日に公開された『LOVE YOURSELF Highlight Reel ‘起承轉結’』は、MV『I NEED U』の続きになっています。

『I NEED U』MVでさまざまな不幸に見舞われるメンバーですが、命を失ったはずのユンギやジミン、逮捕されたはずのテヒョンが普通に暮らしているので、ソクジンがタイムリープによってみんなを救い出したことが分かります。

しかし、交通事故に遭ったジョングクだけは救われておらず、怪我をして入院している状態で始まります。

この動画はソクジンがみんなを救った後また7人は疎遠となり、それぞれに大切な女性を見つけるものの、現実はうまくいかず葛藤する様子が描かれます。

そして、ソクジンの恋人は花屋のトラックに轢かれてしまうため、動画の最後ではまたソクジンは彼女のためにタイムリープをしており、ちょっと疲れた様子を見せています。

Euphoria : Theme of LOVE YOURSELF 起 Wonder

2018年4月6日に公開された『Euphoria : Theme of LOVE YOURSELF 起 Wonder』は、テヒョンが海に飛び込んで終わった『花様年華 onstage:prologue』の続きになっています。

この動画の中では時間が行ったり来たりしています

前回の『LOVE YOURSELF Highlight Reel ‘起承轉結’』でソクジンがタイムリープしていることがはっきり明かされたので、今回の『Euphoria : Theme of LOVE YOURSELF 起 Wonder』ではソクジンが何度も時間を巻き戻していたことを表現しているのです。

全員が幸せそうに笑っていることから、最終的にソクジンのタイムリープが成功してみんなを救うことができたことが分かります。

そして動画の最後にはソクジンが、『花様年華 onstage:prologue』のラストでテヒョンがのぼった展望台にのぼっていきます。

あの時のテヒョンと同じように飛び込み台の頂上に立つソクジンをテヒョンは心配そうに見上げますが、ソクジンは海に飛び込むためではなく、そこからみんなを撮影するために高台に上がったのでした。

ソクジンはファインダー越しに残りの6人や海を眺めたあと、テヒョンが以前ここから海に飛び込んだことが頭をよぎります。

少し悩んだような表情をして、そしてほのかに笑みを浮かべるソクジン。

そこで、この動画は終わります。

Yet To Come (The Most Beautiful Moment)

2022年6月10日に公開された『Yet To Come』のMVでは、新しく物語が描かれているわけではありません。

これまでに公開されてきた花様年華(かようねんか)シリーズのMVに出てくるシーンを成長したBTSが同じように演じていたり、見覚えのある小道具や見覚えのあるシュチュエーションから、記憶の中の花様年華を蘇らせるという感じのMVになっていました

『花様年華(かようねんか)』で残されている謎

簡単に、といっても長くなってしまいましたが、なるべく簡潔に『花様年華(かようねんか)』のあらすじをまとめてみました。

MVだけを見ているとソクジンのタイムリープでみんなが最終的には幸せになれたのかな?という希望が見えているのですが、小説だとまだ謎に感じることもあって、消化不良の部分も多いかも知れません。

こうして謎がいくつか残されたまま『花様年華(かようねんか)』は終わっているので、いつ新たなストーリーが動き出しても不思議ではありません

2022年6月10日、新アルバムでカムバしたBTSはどこに向かうのか、「花様年華」のストーリーとともに楽しみに見ていきたいですね。

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スメラルドのインスタは本物?

ソクジンがタイムリープで何度も戻ることになる4月11日。

2022年のその日付に、『Flower Smeraldo』というInstagramアカウントが動き出しました。

そして5月22日には海の写真と共に「本日オープン致しました。たくさんの関心をお願いします。」というメッセージが投稿されました。

花様年華のスメラルドのInstagramオープンは、一体何を意味するのでしょうか?

BTSの新アルバムと今後どういった関わりが出てくるのか注目です。