NMIXXが「独島は我が領土」という曲を歌ったことがきっかけで、日本のファンから批判を受けています。
この曲は過去にナムさんも歌って問題視されていたのですが、最近になって日本のあるサイトがその時の映像を公開して一部で炎上が起きていました。
そのため、炎上の仕返しというか、ナムさんだけじゃないぞという意思表示をするために、わざわざNMIXXにも歌わせたのだろうと、個人的には感じています。
そんなわけ…と思う人もいるかも知れませんが、あの場面で偶然にアドリブであの曲が出てきたと考える方が無理があるような気がするのです。
なぜ急に「独島は我が領土」を？
先月22日、NMIXXはYouTubeチャンネル「文明特急」に出演し、MCのジェジェさんとさまざまな話題について語り合いました。その中で、最近人気の「ミックスポップ」を披露することに。
NMIXXは、「ミックスポップ（複数のジャンルを組み合わせて一つの曲に仕上げる）」を得意としている（？？）そうで、多くの人が知っている曲を繋ぎ合わせて披露。
彼女たちが歌ったのは、SHINeeの「ルシファー」から始まり、「独島は我が領土」「ツツジの花」「ポケットモンスター」「ワニの群れ」という流れでした…
しかし、この様子が公開されると、日本では当然のことながら、NMIXXが歌った「独島は我が領土」に対して政治的な意味合いがあるのではないかと、批判が起こりました。
韓国側は否定していますが、、、「政治的な意味合いがなく、この歌をセレクトする人がいる？」と、思います。
「独島は我が領土」は1982年にリリースされた曲ですが、元々はコメディアンが日本を揶揄して笑いを取るために歌っていた曲です。
竹島が何なの？竹島って何なの？独島は永遠に独島だろ 何で 何でまた言い張るの？
（「独島は我が領土」歌詞より引用）
歌詞の中には長崎県の対馬まで最初は『対馬は知らないが』と歌っていたのを『対馬島は我が地』だと変更するなど、日本が黙っていればどこでもすべてが韓国のものだと言いかねない内容の歌詞になっています。
この曲を、多くの日本人に支えられているK-POPアイドルが歌い、それを日本人のファンが支持してしまうことで、結果的に日本人が笑われている、馬鹿にされているというのが、現在の状況です。
こうした日本人への嘲笑行為は、残念ながらK-POPに限りません。
2019年の韓国映画『パラサイト 半地下の家族』では、「独島は我が領土」のメロディに乗せた替え歌が歌われるシーンがあり、日本でもそのまま公開されている。
ボン・ジュノ監督は文在寅大統領主催の昼食会において「日本の観客もそれを歌うそうです」と述べて会場の笑いを誘った
明確に反日の目的で作成された曲。それを歌うアイドルを、日本人が喜んで応援しているというグロテスクな図式が、多くの韓国人の心を癒し、喜ばせるのです。信じられないことですが、それが事実のようです😞
日本のファンの中には、「日本のファンの気持ちは考えていないのか」、「JYPはアイドルに正しい歴史教育をしているのか」、「今まで応援してきたことが悔やまれる」、「なぜあえてその歌を選んだのか」といった声が上がったそうです。
一方で、韓国では「韓国人なら誰でも独島が韓国の領土だと知っている」「なぜ韓国の歌手が他国の顔色を伺わなければならないのか」と反発し、「そんなことで批判するなら、韓国のアイドルを好きにならないでほしい」といった意見が寄せられたそうです。
そして、NMIXXは「これでこそ真のK-POPアーティスト」だとして、評価されているそうです。
また、韓国の広報専門家である誠信女子大のソ・ギョンドク教授は、
「最近、日本の右翼勢力は、過去にBTSのリーダーRMが『独島は私たちの土地』を歌ったことに対しても問題視しており、K-POPスターがこの曲を歌うことを利用して独島に関する主張を広めようとしている。しかし、このような行動はむしろ日本のイメージを損なうだけだ」
と批判しています。。
この教授の批判自体が的外れというか、、
実際には、韓国側が言うような「K-POPアイドルが歌う曲を問題視する右翼勢力」なんて日本には存在しません。
本物の日本の右翼団体は、このような瑣末なことに反応することはありません。
今回の行為に怒っているのは右翼団体ではなく一般人です。
また、竹島問題で韓国を批判しているのはネトウヨだけでもありません。
日本は1905年に竹島を正式に島根県に編入し、それ以来、日本の領土としています。
最初に日本人が移住したのは、その2年前の1903年です。
日本による竹島の明確な実効支配は、1903年、隠岐島西郷町出身の中井養三郎が竹島に漁舎を建てて移住し、ここに人夫を移して、アシカやアワビ、ナマコやワカメの漁獲を始めたことを端緒とする
韓国が竹島を自国の領土だと言い出したのは、それから約50年後です。
1952年1月18日、韓国の初代大統領李承晩は、日本海に「李承晩ライン」と呼ばれる海洋境界線を勝手に作り、一方的に領土を宣言しました。
このラインの内側に竹島が含まれていたため、韓国はこの時点から竹島を自国の領土として主張し始めました。
第二次世界大戦後の我が国の領土処理等を行ったサンフランシスコ平和条約（1951年9月8日署名，1952年4月28日発効）の起草過程において，韓国は，同条約を起草していた米国に対し，日本が放棄すべき地域に竹島を加えるように求めました。しかし，米国は，「竹島は朝鮮の一部として取り扱われたことはなく日本領である」として韓国の要請を明確に拒絶しました。これは，米国政府が公開した外交文書によって明らかになっています。
そして、1954年には韓国が竹島に警備隊を駐留させ、事実上の実効支配を開始したのです。
これにより、韓国は竹島を自国の領土として管理することを実行に移し、日本人は立ち入れなくなりました。
日本人が竹島に行きたいときは、韓国に入国した上で、竹島に行く必要があります。日本の領土なのに、日本から竹島に行くことはできません。
竹島近海で韓国側に拿捕された日本の漁船は328隻、抑留された船員は3929人、死傷者は44人にのぼります。
韓国はさまざまな説を持ち出して領有権を主張していますが、どれをとっても信憑性がなく、根拠になるものではありません。
韓国の主張が認められない理由について、外務省が1つずつ根拠を示しながら丁寧に解説しています。
政治的な問題をアーティストにぶつけるのは良くないので、日本のK-POPファンはつらいことには目をつむって応援を続けていますよね。
でも、その優しさを逆手にとって、度々こういう行為を繰り返されると、本当に不快な気分になります。
特に領土問題は、自国の安全保障にとって重要で、絶対に譲れない問題でもあります。
いくら応援しているアイドルでも、間違った認識を世界に向けて繰り返し主張している場合は、きちんと否定しなくてはいけません。
実際、もうすでに実行支配されて、竹島は取り上げられている状態なのに、その上でこの仕打ちは酷すぎると思うのです。