電動スクーターの飲酒運転が大きな問題になっているユンギさんですが、東亜日報の取材によると、当時のユンギさんの血中アルコール濃度は0.227%だったということです。
ユンギさん自身は当日の警察の取り調べでは「ビール一杯を飲んでしばらく運転をした」と話していました。
しかし、0.227%といえば、大体「ビール中びん1本、日本酒1合、ウイスキーダブル1杯」を合わせて飲んだくらいの飲酒量が考えられるそうです。
日本の厚生労働省によれば「酩酊極期」に入る血中アルコール濃度となり、この数値が事実であれば、かなり危険な状態でユンギさんがスクーターを運転していたことがわかります。
今までずっとスクーターを飲酒運転していた?
人や物に被害が出なかったのは不幸中の幸いであり、ニュースで見聞きするような悲惨な交通事故の加害者にユンギさんがなっていた可能性もあったのです。
ユンギさんは電動スクーターを駐車しようとして転倒して、そのまま倒れた状態で警察官に声をかけられていました。
このことからも、飲酒量が多く酩酊状態であったことを裏付けているような気がします。
韓国の道路交通法では、電動スクーター飲酒運転の摘発時に血中アルコール濃度の数値が0.08%以上0.2%未満の場合、1年以上2年以下の懲役や500万~1000万ウォンの罰金が課せられます。
一方で、血中アルコール濃度の数値が0.2%以上の場合、2年以上5年以下の懲役や1000万~2000万ウォンの罰金刑に処せられます。
ユンギさんの量刑については、実際の被害がなかったことから罰金刑で終わるとの見方が多いです。
ただ、ユンギさんや事務所が電動スクーターを電動キックボードと説明していたり、飲酒量を偽って警察に話していたのなら、悪質性を指摘されても仕方がないのかなとも思います。
幸いにも被害者がいなかったことが救いですが、駐車しようとして転倒している事実から考えれば、大きな事故を起こしていた可能性も少なくなかったかもしれません。
また、ユンギさんは「(スクーターを)飲酒して利用できないと認識できていなかった」とのこと。
つまり、この言葉は、「これまでずっとスクーターの飲酒運転を繰り返していた」ということを表しています。
30歳でスクーターの飲酒運転が違法だと知らない人はいないと思いますが、本当にユンギさんがスクーターをキックボードだと思い込み、飲酒運転しても良いと考えていたのなら、今回の事件がなかった場合、いつか人や物を傷つける事故を起こしていた可能性は高いでしょう。
そう考えれば、ユンギさんがどうして事実と違う説明をしたのか、本当に反省しているのか、示す必要はあるのではないかと思います。