アイドルグループ・メンバーに対する誹謗中傷が盛り込まれた業界動向資料「HYBE内部報告書」が物議を醸す中、この報告書を作成していた人物が、29日付でHYBE室長職から解除されたと韓国メディアが報道しています。
[단독] 하이브, ‘아이돌 품평’ 내부 보고서 작성자 29일 직위해제
関係者によると、HYBEは「ウィークリー音楽産業レポート」という題名の報告書を作成していた人物の役職を29日午前に解除したということです。
内部報告書の非人格的な内容が韓国内で論議を巻き起こしていることに対して、責任を取らせたものと思われます。
報告書には容姿への侮辱や人格否定など、見るに堪えない誹謗中傷が並んでいました。
これに対してHYBEは公式声明を出し「ファンダムおよび業界の多様な反応と世論を収集した文書」として「業界動向とイシューを内部少数人員に参考用として共有するために、コミュニティやSNS反応をありのまま抜粋して作成され、HYBEの立場ではない」と釈明していました。
しかし内容を見ると、気に入らないグループやメンバーに対してただただ卑劣な悪口を並べているだけで、会社がお気に入りのグループやメンバーに対しては擁護したり明らかなお世辞を並べています。
この文書が何のためなのか不思議で仕方ないですが…
おそらく、経営陣の排他的な思想を社内に浸透させる目的で発行していたのだと私は思っています。ある種の「マインドコントロール」にも見えました。
今回、執筆者の室長職を解いたということですが、こういう文書を作らせていたのは会社ですよね。勝手に作って配布するわけがありません。
臭いものには蓋をして、それで納得しても良いのでしょうか?
このニュースが報じられると、海外のK-POPファンからは「HYBE自身が業界全体を貶めていると思う」「スケープゴートを犠牲にする一方で、恐ろしい真犯人は自由に生きている」「彼らは何年もこれを続けてきたのに、今になって作成者を処分するの?」など、困惑の声があふれています。