一昔前の有名人のフェイク動画・画像といえば、用意した素材の上に有名人の顔を貼り付けて合成していたので、拡大してよく見れば誰でも「フェイクだ!」と気付くものばかりでした。
しかし、AI技術を応用したディープフェイクは最近すごく進化していて、プロが分析しても本物か偽物か判断できないものが急増。
こちらの記事では進化がとまらないディープフェイクと、芸能人の熱愛デマについて考えてみました。
ディープフェイクで作れない動画はない
例えば下の動画ですが、これは高所恐怖症の女性に高い場所でも楽しんでいる自分の動画を見せて、「高いところは怖くない、楽しいんだ」と思い込ませるという治療方法です。
この動画で高い場所にいるのは女性本人ではなく、動画自体がディープフェイク。
高い場所で清々しい風を気持ちよく感じている女性ですが、、実際はディープフェイク。
同じクリエイターが作ったこちらの動画もすごいです。
出産時の合併症によって歩行困難で今も痙攣などの障害が残っている友人のために、彼が大好きなサッカーチーム フェイエノールトの選手になって、チームと一緒に試合に参加している動画を作ったとのこと。
上記では分かりやすい例を紹介しましたが、ディープフェイクの技術を利用すれば、誰のどんな場面でも作成することが可能なのです。
ディープフェイク動画に騙されない
テテに限らずどのメンバーのどんな場面でも、ディープフェイク動画は作ることができます。
世界的に有名なグループということで、見た目やしぐさを真似して注目を集めるコスプレイヤーもそれぞれのメンバーごとにいるので、よりディープフェイクが作りやすい状況になっています😞
ディープフェイクはAI技術を応用した機械学習のアルゴリズムによるものですが、使用する側は人工知能などの特別な知識は必要ないため、誰でも簡単に作成可能。
また、ディープフェイク動画を公開しているクリエイターに連絡を取って、有料で作ってもらうというケースもいくらでもあると思います。
ですから「作ろう」と思えば本当に誰でもできてしまうのがディープフェイクです。
しかも出来上がったディープフェイクは先ほども書いたようにプロでさえ見分けることが難しい。。
それを本物か偽物かと分析すること自体が無駄な努力と言えます。
なので、これからどんな動画や画像が出てきても、下記の条件に当てはまらなければ信じない方が良いと思います。
- 本人が投稿した動画・画像
- 事務所や公式メディアが公開した動画・画像
また、海外などの目撃情報や動画では、
- 投稿主以外からも同じ情報が出ている
- 周辺に人がいて動きがある
この2点に気をつけた方が良いと思います。
投稿した人だけしか目撃していない情報や、他には誰も投稿していない動画・画像はフェイクの可能性があります。
関係者が加担してディープフェイクが作られることも
以前も記事にしたことがありますが、所属事務所の関係者がタレントのプライベート情報を流したり非公開写真を販売して悪意のある行為に加担している可能性も高いです。
特にK-POPではアイドルの個人情報やフライト情報が非公式に販売されたり公開されており、それら全ては周辺のスタッフが漏らしていると考えられます。
そうした中で、関係者が特定のアイドルやグループに注目を集めるために意図的に情報を操作したり、アイドル同士が付き合っているように見せかけることも頻繁に行われています。
なので難しいことですが、出る情報全てが真実だと思わず、むしろ全てフィクションだと思っていた方が良いと個人的には考えています。
おそらくこれからもBTSメンバーに関するデマやフェイク動画は出てくると思うので、鵜呑みにせず、本人たちが出してくれるものを信じていければ良いかなと思います😊