2023年4月24日に2人揃って映画『ドリーム』のプレミア試写会に出席したテテとジョングクさん。
テテとグクさんがBTSメンバーとは別で、2人だけで公のイベントに参加するのは、実は初めてのこと。
たぶんこれが別のイベントだったら、実現できなかったかも知れません。
韓国芸能界トップランナーの1人であり、ウガファミリーでテテと家族同然のお付き合いがあるパク・ソジュンさんからの招待だったからこそ叶ったような気もします。
その日のテテとグクさんは終始なんだか幸せそうで、見ている方がくすぐったくなるような、本当に微笑ましい2人だったわけですが、、
身につけているファッションに注目すると、なにやら意味深なメッセージ性のあるものばかりなのです。
ということで、こちらの記事ではテテとグクさんが『ドリーム』プレミア試写会で着ていたファッションを記録しておこうと思います。
MORRISSEY(モリッシー)のビンテージTシャツ
まず最初に目についたのは、特徴的なデザインのテテのTシャツです。
The Smiths (ザ・スミス)ボーカルだったモリッシーさんの、『Interesting Drug』プロモーションTシャツ。
『Interesting Drug』は1989年に当時のサッチャー政権の政策を批判する内容で制作された楽曲です。
“Because enough is too much!
もう十分すぎるからだよ!
And look around…
それに見てみろよ…
Can you blame us? Can you blame us?”
お前は俺たちを責められるのか? お前は俺たちを責められるのか?
「お前は俺たちを責められるのか?」と繰り返す歌詞は、ファンダムが多少荒れることを分かった上で試写会に参加したテテとグクさんの気持ちに通じるものも感じます😔
実験室から「ウサギ」を救い出すMV
そして、私が『Interesting Drug』で気になったのがMVです。
(なぜいつも私がMVに注目するのかというと、テテ自身が「楽曲のMVが自分にとってはすごく重要なコンテンツ」と発言しているからです)
モリッシーさんの『Interesting Drug』のMVでは、ハイヒールを履いた少年たちが実験室のカゴに閉じ込められているウサギを助け出します。
ハイヒールの少年とカゴの中のウサギ、、、
なんとなくテテとグクさんを連想してしまうのは偶然でしょうか。。
過去にはテテがバラエティ番組の中で、ハイヒールを履いたままダンスを披露したこともありました。
最近でもヒールのある靴を履くことの多いテテ。
MVでハイヒールを履いた少年がうさぎを救い出すシーンがある曲のTシャツを着て、ジョングクさんと2人で試写会に登場したのは偶然なのでしょうか。。
オスカー・ワイルドとひまわり
そして、このTシャツに描かれているのは、作家オスカー・ワイルドです。
オスカー・ワイルドはバイセクシャルで、30代の頃に16歳年下の青年アルフレッド・ダグラスと関係を持ち、ダグラスの父親に告訴され投獄。
ダグラスとの関係で卑猥罪になり服役、破産までするという、、同性愛で身を滅ぼしたと言っても過言ではない人物です。
日本では『幸福の王子』などの童話で知られており、モリッシーさんは「無人島に本を持っていくならオスカー・ワイルド全集を持っていく」と宣言するほど大好きなのでした。
そんなオスカー・ワイルドが描かれたビンテージTシャツを、ジョングクさんと一緒に注目を浴びる場所に着ていくという行為には、やっぱり意図的なものを感じました。
また、一緒にひまわりが描かれているのは、オスカー・ワイルドがロンドンの街を歩くときに胸にひまわりを刺していたという逸話があるからです。
テテが「自分を花に例えるならひまわり」だと、言っていたことは以前に記事に書きました。
だからジョングクさんの腕のタトゥーにはひまわりが入っていて、その花びらが鎖の隙間をくぐってグクさんの誕生花であるタイガーリリーに触れているのだと思う…という話を下記の記事に書いています。
BTSのゲーム『In the SEOM』のジョングクさんの島にはひまわりに囲まれた緑の車が置かれている、ということも、以前記事に書きましたが、、🙂
テテがひまわりが好きだからこのTシャツを選んだのか、
オスカー・ワイルドがひまわりを好んでいたことを知ってテテもひまわりに惹かれたのか、
それとも全てが偶然なのか、、🤔どっちでしょうか。
ジェンダーレスがテーマのJUNTAE KIM
Tシャツのアウターでテテが着ているジャケットは、性別でデザインを分けないジェンダーレスがテーマのブランド JUNTAE KIMのものです。
JUNTAE KIMは2022年に立ち上がったブランドなので、よくテテがこのブランドを見つけて身につけることになったなぁとびっくりしました。
JUNTAE KIMはCELINEも属しているLVMHグループと繋がりがあるので、テテの目にも止まったのかも知れません。
(この辺の経緯は書くと長くなるので省きます🙂💦)
JUN「Jungkook」TAE「Taehyung」
って、、なんだか奇跡的に2人の名前が入っていますけど、これも偶然ですよね…すごい偶然がたくさん…。
ローマの信徒への手紙
次にジョングクさんのジャケットですが、Enfants Riches Deprimesというブランドのワークジャケット。
全体的にアートワークが施されていて、右下には新約聖書「ローマの信徒への手紙」や、旧約聖書「イザヤ書」などの一部がプリントされています。
- すべての人は罪を犯したため神の栄光を受けられなくなっている
- 私たちが好きな羊はみんな迷子になってしまった
- 救われるためにはどうしたらいいのでしょう
抜き出した言葉自体にあまり深い意味はないかも知れませんが、一番上にプリントされている「ローマの信徒への手紙」は同性愛について書かれた手紙とされています。
内容については慎重になるべきなので深く触れませんが、使徒パウロ本人がローマにいる信徒たちに向けて書いたものです。
TAYLOR MEADの日記
ジョングクさんのジャケットの右側にはローマの信徒への手紙の一説があり、左側には「EXCERPTS FROM THE ANONYMOUS DIARY OF A NEW YORK YOUTH VOL. 3」と書かれています。
これはTaylor Mead(テイラー・ミード)が1968年に出版した本で、日記の抜粋や詩、コラムが収録されています。
アンディ・ウォーホルの映画に出演し仕事をともにしていたテイラー・ミードは、ニューヨークで初めて発行されたゲイのコラム誌「GAY POWER」の著者でもあります。
ローマの信徒への手紙やテイラー・ミードの本のタイトルがプリントされていることから、このジャケットもセクシャリティやジェンダーをテーマにしてデザインされているのだと感じますね。。
グクテテがファッションで伝えたかったことは?
4月24日の試写会でテテとジョングクさんが着ていたファッションについて、情報をまとめてみました。
2人が何か伝えたかったのか、そうでなかったのか、はっきりとは分からないのですが、、
やっぱり色々と重なる部分を見ていくとメッセージ的なものが見えてくるような気もするのです😌
5月14日のテテのインスタには、この日試写会のあとに撮られた2人の写真が。。
これは、、言葉になりません、、😂