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ナムさん(BTS RM)『들꽃놀이(野の花 / Wild Flower)』和訳・歌詞の意味を考察

ナム(BTS RM)『들꽃놀이(野の花 / Wild Flower)』和訳と歌詞の意味

2022年12月2日、ナムさん(BTS RM)のソロアルバム『INDIGO』がリリースされました🥳

『INDIGO』は、ナムさんの世界観をぎゅっと煮詰めて、きれいに殺菌した瓶に注ぎ込んだような作品です。

このアルバムのためにすごく丁寧に時間をかけて作業したことが伝わって、長い年月をかけた分だけの完成度の高さに、ナムさん自身がこだわっていたことも感じられます。

今回のアルバムについて「初めて僕のものを作ったという感じ」と自分で語っているほど、ナムさんのアイデンティティを表現した作品が『INDIGO』なのです。

ここで1曲ずつのレビューを書きたいところですが、、それではいつまでたっても書き終わりそうにないので、、😂

今回は、タイトル曲である『들꽃놀이(野の花 / Wild Flower)』の和訳と、歌詞の意味について考察を書いていきたいと思います。

BTSメンバーのソロアルバム一覧は、こちらの記事でまとめています。

それではさっそくナムさんの『들꽃놀이(野の花 / Wild Flower)』をチェックしていきましょう🌷

目次

BTS RM『들꽃놀이(野の花 / Wild Flower)』

公式MVもあわせてご覧ください🐨

BTS RM(ナムさん)『들꽃놀이(野の花 / Wild Flower)』歌詞・和訳

Flower field, that’s where I’m at
花咲く野原、そこが僕の居場所
Open land, that’s where I’m at
開かれた土地、そこが僕の居場所
No name, that’s what I have
名前の無いもの、それが僕の持ち物
No shame, I’m on my grave
恥じることもなく、自分の墓の上にいる

두 발이 땅에 닿지 않을 때
地に足がつかない時
당신의 마음이 당신을 넘볼 때
君の心が君を見下す時
꿈이 나를 집어삼킬 때
夢が僕を飲み込みそうになる時
내가 내가 아닐 때
僕が僕ではない時
그 모든 때
そのすべての時

불꽃을 나는 동경했었네
花火に僕は憧れていた
그저 화려하게 지고 싶었네
ただ華やかに散りたかった
시작의 전부터 나 상상했었지
始まる前から僕は想像していた
끝엔 웃으며 박수 쳐 줄 수 있길
最後には笑顔で拍手を送れるように
나 소원했었네
僕は願っていた
믿었던 게 다 멀어지던 때
信じていたものがすべて遠ざかった時
이 모든 명예가 이젠 멍에가 됐을 때
このすべての名誉がアザに変わった時
이 욕심을 제발 거둬가소서
この欲望をどうぞ取り除いてください
어떤 일이 있어도
どんなことがあっても
오 나를 나로 하게 하소서
ああ僕が僕でいられるようにしてください

Oh, every day and every night
ああ、毎日そして毎晩
Persistin’ pain and criminal mind
持続する痛みと犯罪的思考
내 심장소리에 잠 못 들던 밤
自分の鼓動で眠れなかった夜
창밖에 걸린 청승맞은 초승달
窓の外にかかる悲しげな三日月
I do wish me a lovely night
僕は僕のために素敵な夜を願ってる
내 분수보다 비대해진 life
身の丈よりも肥大化した人生
저기 날아오르는 풍선을 애써 쥐고
彼方に飛び立つ風船を必死につかんで
따져 물어 대체 지금 넌 어디에
問い詰めて訊く 一体君はどこに
Where you go, where’s your soul
君はどこへ行く、君の魂はどこにある
Yo, where’s your dream?
ねぇ、君の夢はどこ?

저 하늘에 흩어질래
あの空に散りたい
Light a flower, flowerwork
Flower, flowerwork
저 하늘에 눈부시게
あの空に眩しく
Light a flower, flowerwork
Flower, flowerwork

그 어디까지가 내 마지막일까
どこまで行けば僕の最後が来るのか
전부 진저리 나, 하나 열까지 다
全部うんざりだよ、一から十まで
이 지긋지긋한 가면은 언제 벗겨질까
この憂鬱な仮面はいつ脱げるのだろうか
Yeah, me no hero, me no villain
ええ、僕はヒーローじゃないし悪役でもありません
아무것도 아닌 나
何者でもない僕

공회전은 반복돼 기억들은 난폭해
空回りを繰り返した 記憶が暴れる
난 누워 들판 속에 시선을 던져 하늘 위에
僕は横たわる 野原に 視線をうつす空の上
뭘 원했었던 건지 이제 기억이 안 나
何を望んでいたのか今は思い出せない
얻었다 믿었던 모든 행복은 겨우 찰나
手に入れたと信じた全ての幸福は刹那
Yeah, I been goin’, no matter what’s in front
そうさ、目の前がどうであろうと僕は行くんだ
그게 뭐가 됐건
それが何であっても
새벽의 옷자락을 붙잡고 뭔가 토해내던 기억
夜明けの裾をつかんで吐き出した記憶
목소리만 큰 자들의 사회
声だけが大きいヤツらの社会
난 여전히 침묵을 말해
僕は今なお沈黙で語る
이건 방백, 완숙한 돛단배
これは傍白、手慣れた帆掛船
모든 오해 편견들에 닿게
すべての誤解と偏見に届くように
반갑지 않아 너의 헹가래
嬉しくない君の胴上げなんて
내 두 발이 여기 땅 위에
僕の両足はこの地の上に
이름도 없는 꽃들과 함께
名もなき花々と一緒に
다신 별에 갈 수 없어 I can’t
2度と星には行けない I can’t
발밑으로 I just go
足元から I just go
목적 없는 목적지로
目的のない目的地へ
슬픈 줄도 모르고
悲しみさえ知らず
그림자마저 친구로
影さえも友達にして
I be gone
僕は行く

저 하늘에 흩어질래
あの空に散りたい
Light a flowеr, flowerwork
Flower, flowerwork
저 하늘에 눈부시게
あの空に眩しく
Light a flowеr, flowerwork
Flower, flowerwork

문득 멈춰보니 찬란한 맨발
ふと立ち止まれば輝かしい素足
원래 내 것은 아무것도 없었지
元から僕のものは何も無かったんだ
And don’t tell me like you gotta be someone
そして君は他の誰かになりたいなんて僕に言わないで
난 절대 그들처럼 될 수 없으니 (Light a flower)
僕は絶対に彼らのようにはなれない
그래 내 시작은 시
そう 僕の始まりは詩
여태껏 날 지켜온 단 하나의 힘과 dream (Light a flower)
今まで僕を守ってくれた唯一の力と夢
타는 불꽃에서 들꽃으로
燃える火花から野花へ
소년에서 영원으로
少年から永遠へ
나 이 황량한 들에 남으리
僕はこの荒れ果てた野に残るだろう
아 언젠가 나 되돌아가리
ああ いつか僕は戻ってこよう

저 하늘에 흩어질래
あの空に散りたい
Light a flower, flowerwork
Flower, flowerwork
저 하늘에 눈부시게
あの空に眩しく
Light a flower, flowerwork
Flower, flowerwork

Flower field, that’s where I’m at
花咲く野原、そこが僕の居場所
Open land, that’s where I’m at
開かれた土地、そこが僕の居場所
No name, that’s what I have
名前の無いもの、それが僕の持ち物
No shame, I’m on my grave
恥じることもなく、自分の墓の上にいる

두 발이 땅에 닿지 않을 때
地に足がつかない時
당신의 마음이 당신을 넘볼 때
君の心が君を見下す時
꿈이 나를 집어삼킬 때
夢が僕を飲み込みそうになる時
내가 내가 아닐 때
僕が僕ではない時
그 모든 때
そのすべての時

BTS RM『들꽃놀이(野の花 / Wild Flower)』歌詞の意味

リリース前のコメントで、この曲では「花火ではなく野の花のように生きたいという気持ちを表現した」と語ったナムさん。

華やかだけど一瞬で消えてしまう花火よりは、野原に咲く花のように穏やかに咲いていたい。

これだけを聞くと、BTSとしての活動に少し疲れてしまったのかな、、という感じもしますが、曲全体の歌詞ではどのような感情が表現されているのか、解説していきます。

挫折感と後悔

韓国芸能界の中で、類を見ないほどの大成功をおさめたBTS。しかし、ナムさんの現在の心境の中では喜びばかりではない苦い感情も渦巻いているようです。

『들꽃놀이(野の花 / Wild Flower)』の下記に引用した部分では、これまでの成功に対して挫折感や後悔を感じさせられます。

信じていたものがすべて遠ざかった時
このすべての名誉がアザに変わった時
この欲望をどうぞ取り除いてください
どんなことがあっても
ああ僕が僕でいられるようにしてください

成功するために必死に努力をして「名誉」を手に入れたけれど、その過程で欲望に振り回され自分をコントロールできなかった経験があるのでしょうか。

輝かしいはずの「名誉」が、今となっては「痛々しいアザ」に感じてしまうこともあるのかも知れません。

自分を見失わないための努力

楽曲をプロデュースしたDOCSKIMさんは、ナムさんから「名誉や成功に向かって進む時に、自分を見失わないために努力すること」が曲のテーマだと説明を受け、共感したと語っています。

インタビューで語るDOCSKIM

成功のためがむしゃらに頑張っていた中では、人に知られたくないような泥臭い努力をしていたり、振り返るのもつらくなるような悲しい経験も乗り越えて今があるのだと思います。

けれど、それでも自分は結局は前に進むんだという、ナムさんの決意が歌詞に込められているのではないでしょうか。

そうさ、目の前がどうであろうと僕は行くんだ
それが何であっても

(中略)

僕の両足はこの地の上に
名もなき花々と一緒に
2度と星には行けない I can’t
足元から I just go
目的のない目的地へ
悲しみさえ知らず
影さえも友達にして
僕は行く

そしてDOCSKIMさんは、『들꽃놀이(野の花 / Wild Flower)』は「幸せだった思い出を蘇らせてくれる曲」とも言っていました。

DOCSKIM

「恨みの感情」もストレートに表現して

『들꽃놀이(野の花 / Wild Flower)』では、恨みや怒りもストレートに表現されています。

夜明けの裾をつかんで吐き出した記憶
声だけが大きいヤツらの社会
僕は今なお沈黙で語る
これは傍白、手慣れた帆掛船
すべての誤解と偏見に届くように
嬉しくない君の胴上げなんて

声だけが大きいヤツら(公式の和訳では「声だけが大きい者たち」と訳されています)というのは、ネットで活動するBTSアンチや、収益のために出まかせを平気で拡散するメディアを指しているものと思われます。

匿名の陰に隠れて姿を見せず声だけは大きい人たち。

それに対応する手段として、ナムさんは沈黙を選んでいます

これは以前もWライブで同じようなことを言っていて、アンチを相手にしても仕方ない無視するべきだというのが、ナムさんの考えです。

「僕は今なお沈黙で語る、これは傍白、手慣れた(熟練の)帆掛船」

僕は今も昔も沈黙することで彼らと対抗している。これは傍白(芝居などで、他の出演者には聞こえない体で観客に主人公の心を語り聞かせること)であり、直接彼ら(アンチ)と話すつもりはない。

間接的な批判(沈黙)が、いつか社会にはびこる誤解や偏見に届けば良い。と、ナムさんは歌っているのです。

恨みを爆発させる破壊力が必要だった

『들꽃놀이(野の花 / Wild Flower)』でサビのパートを担当したCherry Filter のボーカル Youjeen(조유진)さんは、ナムさんに「破壊力」を求められたと語っています。

Cherry Filter のボーカル Youjeen(조유진)さん

そしてナムさんはYoujeen(조유진)さんを選んだ理由について、歌唱力が素晴らしいのはもちろんのこと、「恨みなどの感情を爆発させられる人だから」と説明しています。

ナムさんインタビュー

BTSというグループが成功に至るまでに、ナムさんが感じた怒りや恨み、そして後悔。

そうした複雑な感情を華やかに散る「花火」に比喩して昇華させ、そして最後には自分は「野の花」のようにおだやかに活動を続けたいという、そんな願いが込められているようにも感じました。

ナムさんは『들꽃놀이(野の花 / Wild Flower)』に救われたのか

ナムさんはソロアルバムに収録した10曲の中で、タイトル曲は『들꽃놀이(野の花 / Wild Flower)』しか有り得なかったと語っていました。

このタイミングで自分の葛藤を素直にさらけだすことで、次のステージに向かうためのステップにしたいという思いもあったように感じます。

さまざまな状況に惑わされて自分を見失ったことを、もしかしたら後悔していたのかも知れないナムさん。

詩を書き曲を完成させることで、救われる部分もきっと大きいのだと個人的には思いました🙂

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