2022年7月9日のARMYの誕生日を記念して企画されたBTS × Google のストリートギャラリー。
この企画は、メンバーの好きなアートを知ることができるとっても素敵な機会でした。
こちらの記事では、BTSストリートギャラリーの中からテテが選んだアートとテテのコメントを紹介します。
意外と数が多くて…テテのギャラリーしかまとめられませんでした🙇が、、他のメンバーのギャラリーはこのあと紹介するリンクからご覧くださいね。
リンク切れてたら動画も録ってますので、、どうかお許しください😙
7月9日がなんでアミの誕生日?
みなさんご存知とは思いますが、一応ご説明しておくと…
BTSのファンクラブがARMYと名付けられ、正式に発足したのが2014年7月9日です。
ですので、毎年7月9日はアミの誕生日ということで、メンバーからプレゼント的なものが贈られるんですね🫶
BTSストリートギャラリーとは?
BTSストリートギャラリーでは、Googleのストリートビューにアートをはめ込んでギャラリーにしています(斬新🤗)。。
こちらのリンクから、メンバー全員のギャラリーが見られます。
Googleストリートビューに元からある機能ではなくて、今回のアミのお誕生日企画として、Googleとコラボをしたようです。
BTSストリートギャラリーはBTSが選んだアートを見られる他、自分でもBTSメンバーが選んだアートを世界中の街に貼り付けてギャラリーを作ることができますよ。
Google検索画面に風船割りゲーム
GoogleとのコラボはBTSストリートギャラリーだけではなく、Googleで「BTS」と検索すると風船割りゲームが出現する仕掛けもありました。
割った風船からメンバーのマイクが出てきて、メッセージが表示され「I purple you」の声がしてました💜
それでは早速、BTSストリートギャラリーのテテのギャラリーを紹介していきます。
実際のアートの画像はテテのGoogleストリートギャラリーか動画で確認してください。
作品に対するテテのコメントも書き起こしています。
Vincent van Gogh
テテが大好きな画家であるゴッホの作品は、今回のギャラリーに2作品飾られていました。
Corridor in the Asylum
🐻 :
このゴッホの、廊下が遠くに向かって狭まっていく遠近法がとても好きです。
僕も都会の空間を撮影するときに、同じような効果を出したいと思うことがあります。
(この作品はゴッホが晩年に収容されていた精神病院の廊下を描いたものなのですが、、純粋にアートとして受け止めて素直に吸収しようとしているのがテテの魅力ですね)
Self portrait with a Straw hat
🐻 :
ゴッホは最も好きな画家の1人です。彼の作品は生命力に満ち溢れています。
この自画像からは、彼が何事にも真剣に取り組んでいたことが感じ取れます。
ゴッホは、自分が描くものをよく感じていて、それは歌手として、写真家として、完全に共感できるものです。
『麦わら帽子をかぶった自画像』に隠されているゴッホの信念
この作品はゴッホがパリ滞在中の1887年に制作されました。
当時、資金難に喘いでいたゴッホですが、そんな中でも新しい作品を生み出すより人物画家のスキルを磨きたいという思いが強く、1886年から1889年まで続いたパリ生活の中で20枚以上の自画像を仕上げたと言われています。
テテが「この自画像からは彼が何事にも真剣に取り組んでいたことが感じ取れます」という言葉は、そうした背景を理解して感じたことかも知れませんね。
Gustave Le Gray / Brig on the Water
🐻 :
あの光!あの雲!入江を横切る小さな船!うおー。
こういう写真なら、いつまでも没頭できそう…
ギュスターヴ・ル・グレイとは?
Gustave Le Gray(ギュスターヴ・ル・グレイ)は1800年代に活躍したフランス出身のアーティストです。
画家や写真家、彫刻家、製図化など、さまざまな仕事を兼務していました。
テテが選んだBrig on the Water(ブリッグ・オン・ザ・ウォーター)は19世紀に最も広く配布された写真とも言われていて、ギュスターヴ・ル・グレイの代表作の1つです。
Photography by V of BTS
🐻 :
写真は僕にとって素晴らしい表現方法。
歌でどう表現したらいいかわからない時、僕は単純に自分の気持ちに合うイメージを見つけます。
Mouth of wisconsin river / Henry P. Bosse
🐻 :
僕は、このような広く開放的な空間、特に水辺の空間にとても癒されます。
このようなシーンを写真に収めるのがたまらなく好きです。
強烈な青い色合いを生み出したヘンリー・ピーター・ボッセ
Henry P. Bosse(ヘンリー・ピーター・ボッセ)はドイツ系アメリカ人の写真家で、1800年代に活躍しました。
それまで主流だったモノクロ写真に色彩の必要性を感じて、ガラス板を使い青写真紙に印刷することで独特の青みがかった色合いを生み出すことに成功。
美意識が高かったことでも有名で、彼のアルバムは革製で、最高級のフランス産青写真紙を使用していました。
テテが選んだMouth of wisconsin river(ウィスコンシン川の河口)は、ミシシッピ川に安全な輸送ルートを作る際のマッピングとして、ヘンリー・ピーター・ボッセが陸軍から依頼を受けて作成したものです。
Egon Schiele
テテは今回のギャラリーのために、エゴン・シーレの作品を2つ選んでいます。
Self portrait
🐻 :
僕はカメラでセルフポートレイトを撮るのが好きです。自分をもっとよく見て、自分の個性を発見する方法だから。
エゴン・シーレも自画像に関しては、非常に巧みに描いていました!
Seated Woman, back view
🐻 :
パリで訪れたエゴン・シーレの展覧会で、彼の作品の表現力、そして彼の大胆さに惚れ込みました。
人間の美と醜さのすべてを描いた彼の作品。これ以上、芸術家に求めるものはないでしょう。
表情豊かな妻の背中に愛情を込めたエゴン・シーレ
エゴン・シーレは短い生涯の中で、見たものに強烈なインパクトを与える素晴らしい作品を次々に生産しました。
1917年に制作された「座る女性、背面から」のモデルは1915年6月17日に結婚した妻のエーディトです。
エゴン・シーレとエーディトには韓流ドラマ顔負けの愛憎劇があり、もしかしたら色々な修羅場をくぐり抜けたかも知れない2人。
そんな2人の愛情や信頼の中にも渦巻く疑念や執着など、背中だけでもさまさまな表情を感じさせる1枚です。
テテが「人間の美と醜さのすべて」とコメントしているのも、エゴン・シーレとエーディトの関係性を理解しているからなのかなと思いました。
エゴン・シーレとエーディト夫妻は1918年10月にスペイン風邪により死去。先に亡くなったエーディトのお腹には夫との子供が宿っていたのでした。
V of BTS
🐻 :
僕はロンドンの雰囲気のある絵画のような街並みの写真を撮ることも、自然をカメラに収めることも好きです。
カメラがその場所の奥深さと美しさを僕に教えてくれるんです。
Rowing Home the schoof- stuff / Peter Henry Emerson
🐻 :
この写真は僕のお気に入りです。
ゾクゾクするほど雰囲気のある写真で、まさにカメラに収めたいと思う風景です。
BTSメンバーの好きなアートを理解できるチャンス!
BTSのストリートギャラリーはメンバーのことを深く理解できるだけではなく、アート好きにとってはすごく勉強にもなることが多くて嬉しい機会でした。
彼らがどんなアートに心惹かれているのか、どういった作品が彼らのアーティスト活動のモチベーションになっているのか。
トップアイドルの思考に触れられる貴重な体験ですよね。
私はやっぱりテテのギャラリーが好きで、テテは静と動でいえば圧倒的に静を求めている人で、占いでも「水」だと言われているそうですが、、
ただ、テテが選んでいる作品は静かではあるけれど穏やかではない。
少し不吉な空気感というか、何か不穏なものが全体的に漂っているんですよね。
個人的には、こういった作品にゾクゾクしたり強く心を惹きつけられるの、、とても共感できるので、、
ああなんだか良いなぁと思いながら見ていました。