BTSの活動をずっと応援している人の中には、「特定のメンバーだけ差別されているのではないか」「メンバー間で処遇の違いがあるのではないか」と感じたことがある方もいるのではないでしょうか。
でも、それは偶然なのかも知れないし故意かも知れない。
いずれにしてもメンバーにネガティブな印象を付けたくないので悲しいけれど黙って見守っている。そんなスタンスの方も多いような気がします。
もちろん、「全然そんなことは感じたこともない」というアミさんも多くいるでしょう。
それでこの記事では何が言いたいのかというと、韓国の「Media us」というサイトに、ルセラフィムの宮脇咲良さんの処遇について割と詳しく書かれていたんです。
ハイブという会社がどのようにアイドルを売り込んでいくか、特定のメンバーの処遇を意図的に悪くすることによって、本人やファンをどのようにコントロールするか。
BTSに直接関わる話題ではないですが、メンバーの処遇について少し心配になったり傷ついたりした経験のあるアミさんなら参考になる内容かなと思ったので、今回和訳して紹介させてもらおうと思います。
ハイブの中の宮脇咲良さんの処遇
10月22日に配信された「Media us」ユン・グァンウンさんが書かれた記事の中から、気になる部分を抜粋して和訳しています。
SSL化されていないサイトなので、リンクは貼らず元記事のURLを掲載させてもらいますね。
記事引用元 http://www.mediaus.co.kr/news/articleView.html?idxno=301970
・ハイブの真実ではないマーケティング 宮脇咲良
宮脇咲良の話に戻ると、ハイブの問題点は単に咲良に機会を与えないことではない。咲良に関して、ファンを欺くのが問題なのである。
ルセラフィムプロモーションの過程で、咲良はマスコミに「同グループのセンターだ」と広報された。咲良が中央に立っている構図で、コンセプトフォトとティーザー映像が撮影され、公開された。
咲良の新しい出発を応援したいファンは、彼女がIZ*ONE時代よりもっと良い処遇を得ることを願い、多くのアルバムを買った。
一方では、日本人アイドルがBTSの所属会社のセンターになるという話題で、日本での社会的関心が集まった。
しかし、いざデビュー曲のステージでは、センターは他のメンバーだった。
咲良はデビュー後のアルバム活動が終わるまで、今回『ネイバーNOW』に出演するまで、韓国で一度の個人活動もできなかった。
さくらがセンターをやるべきとか、センターじゃないからダメとか、そういう問題ではない。
アーティストとファンの信頼関係を利用する、会社の態度に問題があるのだ。
ハイブの咲良に対する接し方は一定のパターンがある。アルバムプロモーション期間には、咲良に比重が与えられたようにしてファンの期待が造成されるが、いざ隠しておいた本活動では間違いなく「分量」が縮小されている。
今回のアルバム『ANTIFRAGILE』では、そのような意図が薄められてすらいない。
カムバックを控えて予約販売が行われた時には、参加した授賞式公演とコンセプトフォトで気を遣ってくれた。
咲良の中国ファンベースからの購入数は前作より2倍以上跳ね上がって16万枚になり、グループ全体の販売数の70%以上になった。
しかし、予約販売がほぼ終わった時点で出演した「KCONジャパン」では、久しぶりに帰った故郷の国でのライブステージにも関わらず、何の役割も与えられずサイドにいた。
数日前に公開されたミュージックビデオでは、咲良は1分が過ぎても顔の正面が映る個人カットがたった一つの1秒間。 ステージでは動線とメインまで不利で普通では見えない。
例えば、ホン・ウンチェと同じパートを1番、2番に分けて歌うのにホン・ウンチェはメイン中央で歌い、咲良は端で歌う。それさえも、あるパートのほとんどが歌の後半に入っていて、1番がほぼ終わるまで見えない。
5人しかいないグループなので、パートをかき集めれば咲良が出るシーンの分量はゼロではないが、それは虚像だ。
パートがあるにもかかわらず、MVとステージでは咲良がよく見えないように配置しておいたためだ。
MVとステージが公開された直後、国内外のファンダムはざわついた。当然のことだ。
普段色々な映像コンテンツを観察して文を書いている立場で本当に率直に言えば、私はあのMVとステージを作った人たちが咲良の存在をブラー処理したがっているという印象を受けた。
彼らは咲良のことを気にしていなかったわけではない。 逆に、さまざまな段階の議論や指示、計画などを積極的に行わずして、そのような構成が生まれるのか疑問だ。
その上、舞台が公開されたショーケース当日に上がってきたメンバー別のチッケムは咲良だけが照明が暗く処理されており、よく見えず、エンディング場面では咲良だけに個人ショットを与えなかった。
これは偶然の一致かもしれないが、引き続きそのような方向の事件だけが重なるなら、果たして偶然なのか混乱せざるを得ない。
結局ハイブの態度は、咲良が持つファンダムと認知度を利用するものの、彼女自身が成長する余地は封鎖するということにしか見えない。
他の例は多い。 ルセラフィムの日本公式アカウントでは同じメンバーのカズハが撮った日本での画像は紹介するが、咲良が日本で撮った画像と個人活動は一度もリツイートさえしなかった。それは咲良が所属する日本の会社が取ってくれた活動なのだが?
咲良の個人活動を通じてルセラフィムは日本で広報されるが、咲良の活動はルセラフィムファンダムには紹介されず、排除されている構造だ。
なぜ巨大会社が所属歌手個人を相手に、偏向利益を得て差別待遇をするのか。
それが万が一契約上の問題だとしても、咲良や日本の会社側から「自分の日本活動をルセラフィムのアカウントでは知らせてはならない」と条項をかけたということか。
この問題は、これまで咲良のファンダムが数え切れないほどルセラフィム公式アカウントにコメントをかけ、是正を訴えた問題だが、まだいかなる応答も変化もない。
咲良のファンが自ら情報を見つけ出し、周囲に広めてほしいとお互いに頼んでいる状況だ。
ハイブのような巨大企画会社の前でガールズグループのメンバー1人、彼女のファンダムは非常に小さな存在だろう。
ルセラフィムのファンダム全体から見ても、咲良のファンダムが残りの4人のファンダムを合わせたものより大きくはない。
もしかしたらハイブは、多数の声の前で少数の「アクゲ」が騒いでいると考えているのかもしれない。
私はあの「アクゲ」という単語の誤用こそ、韓国ファンダム文化の病んだ患部だと思う。
集団を構成する個人に不当なことが生じた場合は、実際に不当なのかどうかを確かめるために耳を傾けなければならない。そのような理解のための過程なしに問題に対して是正を要求する人々を「アクゲ」と規定するのは一方的に烙印を押すことであり、集団に個人を従属させる集団主義だ。
ある人たちは自分を「オルペン」でグループ全体のファンダムだと自負し、メンバー個人に関する利害関係を主張するファンを「アクゲ」だと罵る。
本当に彼らがグループ全体のファンなら、メンバー1人1人の処遇に一緒に関心を持つのが正しい。
咲良は先日公開されたルセラフィムのドキュメンタリー映像で、「むしろ自分のパートがなければいいと思ったことがある」と話した。
ファンはこの言葉から咲良の心をより理解しようとするだろうが、存在するパートさえまともに見えないように処理してしまうハイブの咲良に対する処遇とは何の関係もない。
アーティストが吐いた心境が、そのような差別を合理化するのに使われてはならない。
ルセラフィムは女性アイドルの野望と成長を歌詞に表現する「ガールクラッシュ」コンセプトを売っているが、なぜ夢を見たくて韓国に戻ってきて、練習生から新しく始めた咲良にだけ成長する機会が与えられないのか。
なぜ実体のないプロモーションが乱用されて消えるのか。
この状況で本当に「悪性」と呼べるような行動をしたのは誰か。 問題に怒るファンなのか? それとも問題を作って彼らを傷つけた芸能事務所なのか?
これ以上言う価値はない。
色々思い当たることが…
この記事を読んでいると、色々とBTSメンバーにも思い当たることがたくさんあったのです🥲
もちろん全てではありませんし、そもそもBTSとルセラフィムは全く別の性質を持つグループです。
しかし、グループの戦略を考えていく大元になる組織が同じなので、やはり売り方も似てくるのかな、と。
この記事を読んで感じることはさまざまだと思いますが、今まで偶然なのかな、どうなのかなと思っていたことの中には、やっぱり意図的に操作されていることもあるのかも知れないし、それは過去の話ではなくて今現在も行われているのかも知れません。