テテが7月21日に投稿したインスタグラムには、マクドナルドのミニポテトの写真が含まれていました。
それに対して、一部のアミ達からテテへの謝罪要求や誹謗中傷が相次いでいます。
その理由は、
「マクドナルドは、パレスチナ・ガザ地区への攻撃を繰り返すイスラエルを支援しているため、そんな企業はボイコットするべきである」
「有名人がそのような企業の宣伝を行うことは許されない」「知らずにインスタ投稿をしてしまったのなら謝罪するべきだ」
ということです。
この主張について、私はよく理解しているつもりです。ガザへの爆撃や地上作戦を中止しないイスラエルへの怒りは私も同じです。
ただ、マクドナルドがイスラエルを支援しているから、ポテトの写真をインスタに載せたテテの行いは許せない……
と言ってしまうのは、あまりにも極端すぎると思います。
また、そこにはたくさんの誤解があると感じました。
まず、マクドナルドはイスラエルを支援していません。
マクドナルドはイスラエルを支援していない
マクドナルドがイスラエルを支援していると指摘され、ボイコットのきっかけになった出来事が、イスラエル軍への食事の提供でした。
2023年10月、マクドナルドのフランチャイズ店を運営するイスラエルの企業「アロニアル」が、イスラエル軍に毎日数千人分の食事を提供し、兵士と治安部隊には飲食代を半額に割り引くと発表し、実際に支援を行いました。
これに対し世界中からマクドナルドへの批判が集中しましたが、マクドナルド本社のケンプチンスキーCEOは「マクドナルドの中東のフランチャイズ店は、地元の経営者が所有している」「マクドナルドはイスラエルや現在進行中の戦闘を支持するいかなる声明も出していない」として、イスラエルへの支援を否定して暴力やヘイトスピーチを非難しています。
つまり、フランチャイズ店で行われているイスラエル軍の支援は、地元の経営者が独自に行なっているものだということです。
この問題を世界中のマクドナルドの店舗に当てはめ、ただポテトの写真を投稿しただけのテテが謝罪をするべきなのでしょうか。
マクドナルドはイスラエルの店舗をすべて直営店に
さらに2024年4月、マクドナルドはイスラエル内の「アロニアル」が運営するフランチャイズ店舗225店を買収して、すべてを直営店にすると発表しました。
「アロニアル」が独自にイスラエル軍を支援することをやめさせることができなかったので、直営店に変えるしかなかったのだと思います。
情報を整理すると、、、
- イスラエル軍の支援をしたのはフランチャイズを運営する企業だった
- マクドナルドはイスラエル内にある店舗をすべて直営店に変更した
- 現在はマクドナルドからイスラエル軍への食事提供は行われていない
ということなので、
今はマクドナルドをボイコットする理由はなく、テテがポテトの写真をインスタにあげても、何も問題はないと、、個人的には感じています。