韓国の公共放送局であるKBSが、ユンギさんが電動スクーターの飲酒運転の疑いで立件された件について、放送出演に関する審議を行うかどうかに注目が集まっています。
16日の日刊スポーツの報道によると、KBSは「ユンギさんの放送出演に関する審議が行われるかは、現時点では未定」とコメントしました。
KBSでは、違法行為や非道徳的な行動によって社会的な問題を引き起こした人物に対して、放送出演を自主的に規制する制度があります。
これには、「立件、拘束、執行猶予以上の実刑宣告」、「兵役忌避」、「習慣性医薬品使用や大麻喫煙」、「詐欺・窃盗・賭博」、「暴行や性的スキャンダル」などのケースが含まれ、審査委員会が審査を行います。
もし審査委員会が問題があると判断した場合、事案の軽重に応じて「出演自粛勧告」、「一時的出演停止」、「放送出演禁止」といった措置が取られることがあります。
過去には、2022年に飲酒運転で立件された俳優キム・セロン氏がKBSで一時的な出演禁止処分を受け、その後も2年間放送出演ができなかった事例があります。
また、俳優クァク・ドウォン氏や歌手キム・ホジュン氏も同様に、飲酒運転やひき逃げの疑いでKBSから出演禁止措置を受けています。
ユンギさんは6日の夜、ソウルの自宅近くで電動スクーターを運転中に倒れているところを発見されました。
当時の血中アルコール濃度は0.227%で、これは免許取り消し基準の0.08%を大きく上回る数値でした。
ユンギさんは警察に「ビール一杯を飲んで少し運転した」という趣旨の供述をしたとされています。警察はこの件でユンギさんを道路交通法違反の疑いで立件し、現在、召喚調査の日程を調整中です。
この血中アルコール濃度は、以前に立件されたキム・セロン氏やクァク・ドウォン氏よりも高い数値であるため、ユンギさんがKBSから出演禁止措置を受ける可能性が高いと見られています。
もしも出演禁止にならなかった場合、以前に出演禁止にされた方々から不満が出たり、特定の有名人だけを優遇していると批判が集まる可能性があるからです。
もし措置が施行されれば、BTSとしての完全体の出演が難しくなり、過去の映像でもユンギさんの顔がモザイク処理される可能性があると韓国メディアが伝えています。
個人的にモザイク処理まではないと感じますが、完全体での出演は厳しいと思いますし、おそらくもっと基準の厳しい日本のNHKや民放での出演はさらに困難になるでしょう。
できるだけ早く表に出て、正直に話して謝罪を済ませなければいけないと思います…。