ユンギさんが自閉スペクトラム症の子どもたちのために、なんと50億ウォン(約5億円)を寄付し、発達支援を専門とする『ミンユンギ療育センター』を設立しました🥹
この大きなプロジェクトに共に携わった、韓国・ソウルのセブランス病院の小児精神科医、チョン・グナ先生は「長年の夢が叶った」と涙ながらに語っています。
ユンギさんが自閉症の子供達をサポート
『ミンユンギ療育センター』では、自閉スペクトラム症の子どもたちが必要とする言語・心理・行動療法を受けられるだけでなく、将来の自立や社会との関わりを支援するさまざまなプログラムが提供される予定です。
ユンギさんがこのプロジェクトを始めたきっかけは、昨年11月にチョン先生と初めて会ったときのこと。
なんとユンギさんは、先生の書いた500ページもの専門書をしっかり読んでから訪問し、深い質問を次々と投げかけたそうです。
チョン先生も「初対面でそのレベルの理解と情熱に驚いた」と語っています。
ユンギさんは単なる資金提供者ではなく、現場にしっかり足を運び、自ら子供たちの療育に積極的に参加していたとのことです。



音楽セッションなどのプログラムに直接関わり、その過程で、ギターの練習やスタッフとの打ち合わせにも真剣に取り組みました。
これによって、ユンギさんが「名義貸し」ではなく、自分の名前を本気で背負って支援していることがよく分かりますね。
とても感動的で、まさに「ユンギさんらしい」と言える行動だと思いました✨
ユンギさん発案の“音楽療法”プログラムも誕生!
ユンギさんが願っているのは、音楽を通じて子どもたちの心がもっと自由に表現できるようになること。
そのため、音楽の才能を無償で提供する意思も伝えていたそうです。
これをきっかけに、病院では新たなプログラム『MINDプログラム』が生まれました。
MINDとは:
- Music(音楽による感覚と共感)
- Interaction(他者とのやりとり)
- Network(つながりと共同体の経験)
- Diversity(多様性の理解と共生)
子どもたちは歌を歌ったり、楽器を演奏したり、詩や言葉で気持ちを表現したり…。
音楽を通して、感情と想いを安心して表現できる時間を過ごします👏
ユンギさんが子どもたちに寄り添う姿に感動
チョン先生は、ユンギさんが子どもたちの目線に立ち本当に寄り添いながら活動していたことに深く感動したと語りました。
実際に子どもたちと触れ合う中で、ユンギさんの真心が伝わり、スタッフ全員が涙ぐむ瞬間もあったといいます。
なお、参加した子どもたちはユンギさんのことを知らずにプログラムに参加していましたが、保護者たちは皆その存在に感謝していたそうです。
9月に完成予定! そして未来へ
『ミンユンギ療育センター』は、2025年9月に完成予定。
ユンギさんは「多くの子どもたちが社会の一員として共に生きられるよう、これからも力を尽くしたい」とメッセージを寄せました。
また、このプロジェクトに取り組んだ約7ヶ月間を振り返り、「音楽は心を表現し、世界とつながる大切な手段だと改めて感じた」とも語っています☺️
今回の施設名について
日本においては、「自閉症」や「自閉スペクトラム症(ASD)」に関して、「治療」や「病気」といった表現は誤解や偏見を生む可能性があるため、慎重に扱う必要があります。
今回の施設名に含まれる韓国語「치료(治療)」は、韓国では「支援」「ケア」「療育」など、広い意味で用いられることもあります。
しかし、日本語に訳す際、「治療」という言葉には「病気を治す」といったニュアンスが強く含まれます。
日本では「療育」と「治療」は明確に区別されており、療育は“治す”のではなく“発達を支援する”という意味合いで使われています。
そのため本記事では、日本における表現上の配慮として「療育センター」という言葉を使用しています。