人気ガールズグループNewJeansが、所属事務所ADORおよび親会社HYBEとの専属契約を解除することを発表。
11月28日、メンバーはソウル市内で緊急記者会見を開き、29日0時から専属契約を正式に終了すると明かしました。
この発表により、NewJeansはHYBEグループから離れる決断を下したことになります。
記者会見での発言「契約違反は事務所側にある」
リーダーのミンジさんは記者会見で「私たちは何も間違っていません。ADORとHYBEが契約を違反したため、契約は自動的に解除されました」と述べました。
さらに、「専属契約の効力停止を求める仮処分申請を行わないのは、これからも活動を継続できると確信しているからです」と強調。
ハニさんは「ADORとの信頼関係が完全に崩壊し、これ以上契約を維持するのは無意味で、精神的な苦痛が続くだけ」と訴えました。
「事務所側がNewJeansを守るべき責務を果たさなかった」との指摘も飛び出しました。
契約解除に至る背景「不公正な扱いへの抵抗」
NewJeansは、今月13日にADOR側に内容証明を送付。
「前代表のミン・ヒジン氏の復帰を含む要求が14日以内に受け入れられない場合、契約を解除する」と通知していました。
ミン・ヒジン氏はHYBE傘下の他のレーベルのグループが自分のコンセプトを模倣していると主張。
一方、ADOR側は14日に「アーティストと引き続き共に歩めるよう、問題解決に最善を尽くす」とコメントしていましたが、今回の事態に至りました。
今後の活動「自由に、自分たちらしく」
契約解除後の活動について、ダニエルさんは「これからは自分たちが本当にやりたい活動に集中したい」と語りました。
ただし、「予定されているスケジュールや広告契約はすべて履行する」としており、周囲への影響を最小限に抑える姿勢を示しました。
ミンジさんは「可能であれば、再びミン・ヒジン代表と共に働きたい」とも語り、今後の展望に希望をにじませました。
NewJeansの快進撃とHYBEへの影響
2022年7月にデビューしたNewJeansは、「How Sweet」や日本デビューアルバム「Supernatural」でミリオンセラーを連発。
デビューから最短で東京ドーム公演を達成するなど、輝かしい記録を打ち立ててきました。
そのため、HYBEにとって今回の契約解除は大きな痛手となる可能性があります。
さらに、ミン・ヒジン氏がプロデュースしたグループとしての成功も大きく、今後HYBEがNewJeans不在の中でどのような舵取りをするか注目されています。
ADORの反応「契約解除の理由にはならない」
NewJeansの記者会見を受け、ADORは「当社に契約違反はなく、一方的な信頼崩壊の主張では契約解除の理由にならない」として、契約が依然有効であるとの見解を発表しました。
今回の契約解除はK-POP業界に大きな波紋を呼ぶとともに、ニュージーンズがこの先どのような道を歩むのか、多くのファンと業界関係者の注目を集めています。