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HYBE「BTSとの再契約」発表!しかし、多くの矛盾点に疑問の声が…

HYBEと再契約したBTSメンバー

2023年9月25日、BTSが所属するBIGHIT MUSICは「HYBEがBTSとの再契約を完了した」と発表しました。

これで、メンバー全員が兵役を終えるとされる2025年からも7人での活動が約束された形となり、アミさん達も大喜び!

とは行かずに、、

新たに出てきた矛盾点や疑問点で韓国メディアからも戸惑いの声が上がっています😞

「BTS再契約、グループ活動の継続」という喜ばしいニュースのはずが、「この不可解な流れで、むしろ経営側への不安感が高まっている」と指摘する声も。

そのせいか、発表から一夜明けた26日の韓国市場ではHYBEを含むエンタメ株が軒並み下落しています。

目次

HYBEとBTS再契約の矛盾点とは

一連の流れを整理すると、下記のようになります。

まず9月20日、HYBEは「アーティスト専属契約締結の件」というタイトルの報道資料を各メディアに配布

そこに書かれていたのが、「当社は株式会社BIGHIT MUSIC所属アーティストであるBTSメンバー7人の専属契約に対する再契約締結の理事会決議を完了した」という文言でした。

つまりこの時点で「BTS全員がHYBEと再契約します」という趣旨の発表をしたのです。

その上、報道資料には「HYBEは再契約締結を契機に、2025年に希望しているBTSの完全体活動を共にできるようになった」として「HYBEとBIGHIT MUSICは、BTSの地位がより一層強化されるよう可能性のあるすべての支援を尽くす」とまで書かれていたので、多くのメディアが「BTSがHYBEと再契約」というニュースを流しました。

しかし韓国メディアが取材したところ、20日時点でHYBEと再契約しているメンバーは1人もいませんでした。

20日時点では誰も再契約していなかった

9月22日、韓国メディアからの取材に対してHYBE関係者は、まだどのメンバーとも再契約を締結していないことを認めました

それではなぜ再契約に至っていない段階で報道資料を配布したのかという問いには、「現在軍に入隊したメンバーもいるので順次に行うと報道資料で説明した。とにかく合意はされている内容なので、それを理事会で議決したもので、BTSほどの主力アーティストは公示した方が良いため公示した。ただ、契約と関連した具体的な内容は明らかにし難い」と答えています。

印鑑も押していないのに

韓国の芸能界では再契約が話題に上がることはすごく多いですが、何もまだ締結されていない、署名もしていない段階で、双方の合意だけで報道資料を作りメディアに配布するというのは聞いたことがありません。

ビズ韓国はこうしたHYBEの不可解な行動について「印鑑も押していないのに”契約締結”の報道資料発表」と、記事で指摘しています。

9月25日になり、HYBEは正式にBTSメンバー全員との再契約を完了したと発表しましたが、そこにも多くの疑問があるのです。

兵役中のメンバー…どうやって再契約?

9月20日時点ではメンバーの誰とも再契約を締結していなかったことを、22日にHYBEは認めています。

しかし、25日には全員との再契約が完了したと発表しました。

ということは20日から25日までの5日間に、7人との再契約手続きを行なったことになりますが、兵役中のメンバーはどうやって再契約に応じたのでしょうか?

韓国では、国防省の許可がない限り、下士官による営利目的の活動は禁止されています。つまり、兵役中は金銭が発生する活動や契約行為が法律で禁じられているのです。

活動は除隊後だからということで国防省の特別な許可をもらったのか、家族に委任状を渡して代理で契約をしてもらったのか、、

5日以内という短期間、どういう経緯か分かりませんが、、

とにかく異例な形で再契約が行われたように感じました。

アメリカにいるジョングクさんは再契約できた?

兵役中のメンバーだけでなく、ジョングクさんの再契約についても、いつどうやって行われたのか疑問の声があります。

というのも、ジョングクさんは21日午前にはグローバルシチズン出演のため出国しています。帰国したのは25日の夜です。

HYBEが全員が再契約をしたと主張している20日から25日、ジョングクさんが韓国で大切な契約を済ませるほどの時間の余裕は無く、かといってアメリカでのスケジュール中に契約書にサインして印鑑を押して、、というのも考えにくいのです。

HYBEはなぜ焦っている?

BTSメンバーがHYBEから受けている高待遇、高額な報酬などを考えると、メンバー全員の再契約は当然だと思います。

世界的なアーティストと比べれば不満を感じるファンもいるかも知れませんが、韓国の芸能事務所でHYBEほどの対応ができる企業はありません

また、BTSもHYBE独自のマーケティング戦略と徹底したストーリー化がなければ、ここまで登りつめることは絶対に不可能でした。

ですから再契約には何も疑問を持つ人はいない状況で、HYBEが不可解な動きをする意味がよく分かりません🤔

前述したように、兵役中のメンバーや渡米していたジョングクさんが5日以内の短期間でいったいどうやって再契約の書類に応じたのか謎ですし、そもそもHYBEはなぜそんなに焦っているのでしょうか、、

HYBEが投資家向けに示した資料によると、BTSの現在の契約は2024年末までだそうです。

ですから、先に入隊したジンさんやホビさんが兵役から戻った後に正式な再契約の手続きをすることも可能ですよね。

兵役中のメンバーを呼び出してまで、再契約を急ぐ必要があるとは思えません。

韓国評論家「株価優先」「経営にリスク」

HYBEのBTS再契約発表について、上記で紹介したビズ韓国の見方は…。

韓国の文化評論家キム・ホンシク氏は、「HYBE体制に変わった後、株価防御が非常に重要になっている。また、経営がかなり肥大化しており、アーティストとは関係なく動く場合もある。昔なら(BTSとの)契約後に発表したはずだが、今は経営を優先するために事前に発表したと思われる。最近は株価が良くない状況にあるため、これを防御する狙いもあるだろう。しかしこのような方式はむしろ”会社に問題があるのではないか”という不信感を植え付ける恐れがある。BIGHITの時はこうでは無かった。アーティストよりも経営にリスクがあるようだ」と分析。

また、評論家キム・ヒョンシク氏も、「HYBEは現在危機に直面している。第四世代以降、世界を凌駕する”大将株”は見当たらない。スペクトルは広げたものの結果が良くない。そのため、経営に急を要している様子だ」と分析しています。

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